中国古典の怖い話…「病膏肓に入る」の前後談祈り・瞑想中の脳の動きを神経学的に科学する…

2014年07月03日

吉兆が禍(わざわい)に変わるとき

戦国策」という中国の権謀術数をまとめた本があります。
これを使いこなすには、まず道徳や信義など人としての素養を身につけるのが基本で、そこから兵法などを学び、この本を読み進めるのがベストでしょう。
収録されているエピソードがどれも面白いので、昔から読み物として人気ですが、兵法や心理学の実践がまとめられているため、使い方によっては大変危険な本でもあります。
しかし、見る人が見たら、「そんなの当たり前じゃん」ということしか、記されていません。

今回は、「吉兆が禍(わざわい)に変わるとき」として、この話をご紹介☆

古代中国では、不思議なことが起きると、王様たちが占い師や巫女を呼んで、吉凶を占わせていました
ある時、
という小さな国で、お城の城壁に雀が巣を作り、ハヤブサのような大きな鳥が生まれました。
宋の王様は、占い師を呼んで、このことについて占わせました。
小さな鳥が大きな鳥を生む、つまり、この小さな宋という国が大国になるということです
宋の王様は喜んで、近隣諸国を攻めました
次々と領土を広げては、
負けた国々の王家の墓などを破壊し、
天下はわしのものじゃ!
と、自慢しました。
見かねた側近たちが、
宋王いさめても聞きません。それどころか、逆に罵倒される始末
この話が
という国に伝わりました。
さっそく、
宋国に討伐軍を送りこむと、宋の国の人々は、方々に逃げて、城を守ろうともしませんでした。

吉祥のめでたい徴候が現れたとしても、良くない行いをすれば、瑞祥はかえって禍となる
 ⇒「祥(しょう)を見て不可(ふか)をなさば、祥(しょう)かえって禍(わざわい)となる
 参照「戦国策伝」 著・山口謠司 株式会社ラピュータ

国が大きくなるという、めでたい兆しが現れたのに、善政を行うのではなく、周囲の国に戦争をふっかけて、しかも負けた国の墓を壊す…なんて、この王様…((;゚Д゚))エエエ

タロットカードに喩えると、結果のところに正位置で出ていた「皇帝」のカードが、逆位置の「暴君」に変わってしまった状態です。

物事に良い兆しが見えたとしても、悪いことをすれば、逆に災いとなりますよ
という分かりやすい事例として、「戦国策」に収録されてしまったのでしょう。

占いで良い結果が出たときは、調子に乗って油断しないように気をつけましょうね(・・)/

おばけ




makia_mizuki at 11:07│Comments(0)中国古典のお話 

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