ハピネスキャスター(幸福後衛魔導士)の瑞姫です☆

最近、注目度が上がってきた「ルノルマンカード」について♪
正確には、「プチ・ルノルマンカード」と呼びます。

カードの誕生は19世紀半ば。
フランスの有名な占い師ルノルマン女史の名前を借りたカードです。
ルノルマン女史は、自分の本の中で、当時の有名人を多く占ったと書いているそうです。
多くの占術を使いこなす人気占い師でした。

ルノルマン女史は晩年、トランプやタロットなどからヒントを得て、オリジナルカードの作成にとりかかりますが、残念ながら、死後、そのカードが発売されました。
(このカードは「大ルノルマンカード」と呼ばれます)

その後、このカードを真似て、ヨーロッパの他国から「プチ・ルノルマン」が発売されました。
「プチ・ルノルマンカード」は、当時人気だった「ピケ」という戦術的なトランプゲームができるよう、カードにトランプの絵札も描かれました。

(トランプ占いの意味と、プチ・ルノルマンカードの意味は別物です。
例えば、トランプ占いの「スペード10」の意味は、タロットの「ソード10」と同じく、「悲しみ」のカードです。
ところが、ルノルマンで「スペード10」が描かれているカードは「船」。「旅立ち」を示す明るいカードです)

この「プチ・ルノルマンカード」がヨーロッパで人気となり、今もメジャーな占いの1つとして扱われています。
海外では、研究が進み、様々な流派があるようです。

今、とくに日本では、「ルノルマン」と言えば、「プチ・ルノルマンカード」を使った占いを示すようになりました。

日本では、長い間あまり知られておらず、「ジプシー占い」として取り上げられたり、「トランプ占い」の一つとして扱われたりしていました。
ルノルマン占いに精通されている方は、海外で学んだり、独自に翻訳して研究されたりした方がほとんどです。

ところが、ここ数年間で一気に盛り上がってきました。
2011年に、【セレブ御用達　運命を予言する36枚の真実「ルノルマンカード」】が、有料占いに登場したのが大きいと思います。

また、今年の8月、鏡リュウジさんの「秘密のルノルマン・オラクル」が出版されました。
カードと解説書のセットで、プチ・ルノルマンカード占いについてのみ扱われている本は、この一冊しかありません。

これから、様々な出版社や著者から、新しいデッキや解説書がたくさん出版されるでしょう(´∀｀*)

さて、ここからは簡単に、ルノルマンカード占いについて、解説します。
ルノルマンカードは、基本の36枚に、人物カードが複数枚ついたカードデッキが多いです。
占う前に、本人カード、象徴カードを決めます。
カードの展開方法(スプレッド)は様々です。
一番迫力のある、そして伝統的な「グランドタブロー」というスプレッドが有名です。
この写真のように展開します❤

これは、「彼からメールは届きますか？」と質問して展開しました。
本人カードは、写真の右寄り中央にある「女性(Lady)」です。
象徴カードは、写真の左側にある「手紙(Letter)」です。

女性が手紙のカードの方を向いているので、彼のメールを心から待っているのが伝わってきます。
また、カードの距離も比較的近いので、2～3日中にメールが来そうです。
しかし、「手紙」のカードの左上に「棺(Grave)」、上に「雲(Clouds)」があるので、内容はシビアかもしれません。
「女性」カードの上に「きつね(Fox)」があるので、彼女はそれに用心深く対応したいと思っています。
「女性」カードの左に「ねずみ(Miee)」があるので、もともと、彼女が起こしたトラブルが原因のようですね。お金の使い方にちょっと問題があるのかもしれません。
「手紙」カードの左に「鍵(key)」があるので、彼は解決方法を提案してくれそうです。
これから、彼女は自分がどうするか選択しなければいけなくなりそうですが(「女性」右に「道(endresslord)」)、彼は彼女を力強くサポートしてくれそうです(「手紙」右に「熊(Bear)」)。

…と、まだ解釈は続きますが、このように直感的に読み解いていきます。

カードの絵柄が素敵で、枚数がタロットカードやオラクルカードより少ないので、比較的早くすべてのカードを覚えられます。
それでいて、なかなかよく当たるのでオススメです♪

ちなみに、ハピネスキャスターでは、ただ今、期間限定でルノルマンカード占いを無料でオマケしています❤
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　参考文献
　「タロット＆ジプシー占い」　アレクサンドリア木星王
　「秘法☆カード占い入門」　木星王
　「大人のためのトランプ占い入門」　寺田祐
　「秘密のルノルマン・オラクル」　鏡リュウジ